こんにちは、投球&送球アドバイザーの飯塚大樹です。
今回は、以前ご依頼いただいた千葉県の高校3年生投手から、再度のピッチング指導のご依頼をいただきました。
前回の指導から少し時間が経ち、試合での結果や感覚の変化があったようです。
今回はその報告と、再指導で感じたこと、そして今後に向けたアドバイスをまとめたいと思います。
前回の指導内容を簡単に振り返り
前回、この選手からいただいたご相談は、
「色々投げ方を試しているうちに、自分でもどう投げればいいかわからなくなった。昨年の秋から調子が下がってきて、コントロールも球速もすべてが良くない……」
という内容でした。
実際に投球を見た際には、体がうまく連動しておらず、本来の力を発揮できていない印象を受けました。
また、「どんな投手になりたいか」というビジョンや投球に対する考えが曖昧で、なんとなく投げてきた状態から、フォームが乱れた際に修正が効かなくなってしまっていたようです。
そこで、まずは投手としての目標や理想像を明確にすることから始め、本人の感覚を大事にしながら無理のないフォーム修正に取り組みました。
その結果、球速がなんと12キロアップ。
調子が良かった頃と同じくらいのスピードが出るようになり、本人にも明らかな手応えが出ていました。
再指導のきっかけは「打ち込まれた試合」
そんな中、再度ご連絡をいただきました。
聞けば、直近の試合でかなり打ち込まれてしまったとのこと。
実際に投球を確認すると、前回より球速が約10キロダウンしていました。
話を聞いてみると、試合では変化球を一種類しか使っていなかったそうで、前回お伝えした変化球は使わなかったとのこと。
これは非常にもったいないと感じました。
ピッチャーというポジションは、良い球を投げても打たれるときは打たれます。
でも逆に、本人の感覚が「気持ち悪い」と感じる投球であっても、結果的に抑えられればそれが「正解」です。
「試す」ことの重要性と、修正ポイントの再確認
試合で打ち込まれている状況では、いつもと同じように投げていても状況を変えることはできません。
だからこそ、たとえ苦手な球種であっても、「試すこと」が大切です。
今回は、改めて前回の内容を振り返りながら、できている点と元に戻ってしまっていた点を整理し、再度フォームの調整を行いました。
また、変化球に関しては「使ってみたら案外悪くなかった」と本人も実感してくれたようです。
フォームの安定が少し戻ってきたこともあり、球速も2キロアップしました。
最後の夏へ向けて
指導後には、次回の予約と、6月分のご予約もいただきました。
夏の大会まで、あとわずか。
1日1日が本当に大事な時間です。
この選手が後悔のない夏を過ごせるよう、僕自身も全力でサポートしていきたいと思います。
今回もご依頼いただき、本当にありがとうございました。
ちなみに今回指導させていただいた場所ですがフィールドフォースボールパーク柏の葉のピッチングエリアで行いました。
捕手側にスピードガン表示が出るようになっているので投手にはオススメの施設だと思います。
「とりあえずキャッチボール」
が一般的ですが初めのうちに野球の投げ方ではなく押し出すようなダーツ投げで練習を続けてしまうと悪い癖がついてしまいます。
今回のように初めの段階で指導の依頼をいただけたのは個人的にはすごく良いことだと感じました。
「努力は裏切らない」 と言われることがあります。
私も学生時代はそう信じてひたすら投げ込み、走っていました。
しかし筋力はついたが上達しない、そしてオーバーワークで怪我をして終わりました。
学生野球を終えてから気付きました。
正しい方向に向けた努力をしないと「努力は簡単に裏切ります。」 投げる動作って簡単なようで非常に難しいです。
そして投げ方を伝えることも難しい。
伝え方を間違うと投げ方を見失ったり、最悪イップスになることもあったり。
だから当たり前ですが簡単な気持ちで指導はできません。
やるからには真剣に向き合い、一人一人の特徴や感覚を確認し大事に、その中で力を伝える方法を探しています。
決して一方通行の指導にならないように会話、雰囲気を大事に。
今回のような
- 野球未経験の子供
- 控え投手でくすぶっているけどエースを取りたい
そんな投手達に「投げることは楽しいことだよ!」って伝えていきたい。
今回も指導をする中で私も発見できたり、伝え方など勉強にもなりました。
ご利用ありがとうございました。
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指導への想い
少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」
そして「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
主な経歴

【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】

【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)

【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)

【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)

【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)

2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!