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【野球指導者向け】失敗を叱らない指導法|3つのミス分類で選手が伸びる!

こんにちは。
投球・送球アドバイザーの飯塚大樹です。

日々、草野球選手や少年野球の子たち、保護者の方から多くのご相談をいただく中で、「失敗をどう受け止めるか?」というテーマは常に頭にあります。

私自身、これまでたくさんの選手を指導してきて、成長していく選手には“ある共通点”があることに気づきました。

それは「失敗との向き合い方が前向き」であること。

そして、そのためには指導する側が“失敗をどう扱うか”がとても大切です。

私が意識しているのは、失敗をひとくくりにせず、3つの種類に分けて考えること。

ここでは私なりの言葉で、その3つをご紹介します。


【1】「うっかりミス」=“見直しミス”

これは、準備不足や注意不足、手を抜いたり気が緩んで起きてしまったミスです。

例えば、

  • ボールの握りが雑だった
  • ドリルをサボって調子を崩した
  • ストレッチをサボってケガをした

こういったミスは、注意すればすぐに改善できることがほとんど。
だからこそ、時にはしっかりと指摘しますし、「もったいないよ!」と強めに伝えることもあります。

これは「注意していれば防げた」=“見直し”で防げるミス。
選手自身に「気づいてもらう」ことが大切です。


【2】「環境ミス」=“構造ミス”

これは本人ではなく、周囲の環境や仕組みに原因があるミス。

例えば、

  • 指示が具体的ではなくて、誰が中継に入るか曖昧だった
  • 練習内容が本人の課題に合っていなかった
  • 練習相手とのレベル感が合っていなかった

本人を叱っても意味がないどころか、むしろ萎縮させてしまいます。

このミスは、仕組みを見直してあげることが大事。
選手個人ではなく、チームや環境の課題として捉えるようにしています。


【3】「挑戦ミス」=“成長ミス”

一番大事にしているのがこのミス。

  • 初めてカーブを投げてみたけど抜けてしまった
  • 守備でアウトを目指して難しい姿勢から送球してみたけど暴投になった
  • 新しい練習にトライしたけど上手くいかなかった

こうした中でのミスは、「成長の入口に立った証拠」です。
私はこの“成長ミス”を見つけたら、全力で褒めます。

「いいチャレンジだったね!」
「その感覚、大事にしていこう!」
「次はもう少しこうすると良くなるよ!」

挑戦の先には、必ず成功があります。
だからこそ、その一歩を踏み出したこと自体に価値があると伝えるようにしています。


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失敗を分類すれば、叱るより「導ける」

でも、その失敗が「何が原因だったのか?」を見極めることで、
その後の指導の質も、本人の気持ちもまったく違う方向に進みます。

闇雲に叱るのではなく、

  • 見直して直せば済むミスか
  • 環境や構造に問題があるのか
  • 成長のための挑戦だったのか

この視点をもつことで、選手はもっとのびのびとプレーできるし、
自分の可能性に挑戦できるようになると信じています。


「1プレーで2エラー」…って、そんなに悪いこと?

人は誰だって失敗します。

先日実際に会ったシーンです。

例えば、

  • サードゴロ、捕球ミス。
  • すぐさまカバーしようと急いで送球。
  • ところが送球が逸れて、さらにファーストも捕れず進塁。

このように、一つのプレーで複数のミスが重なってしまう状況

そのとき、ベンチからはこんな声が飛びがちです。

「1プレーで2エラーは無しだよ!」
「ちゃんとやれよ!」
「雰囲気悪くするな!」
「プレーを完結させろよ!」

…確かに、気持ちは分かります。

でも私は、ちょっと違う視点で見ています。


アウトにしたくて、素早く投げた。

その意欲を責められるべきだろうか?

確かに、送球ミスは「良いこと」ではありません。
ですが、その背景には、

「1つでも多くアウトを取りたい」
「カバーしたい」
「プレーをつなげたい」

という意欲がある。

つまり、選手は“チャレンジしている”のです。

私の指導では、このチャレンジ自体を責めることはしません。

むしろ、

  • なぜ送球が逸れたのか?
  • 逸れた原因は何か?
  • ステップや体の向きはどうだったか?

を一緒に確認し、次に生かせるようにフィードバックすることを重視しています。


正確性を求めすぎて動きが遅い方が「良いプレー」なのか?

これも現場でよくある誤解です。

  • 「正確に投げること」=「良いプレー」
  • 「ミスしないこと」=「評価される」

確かに丁寧なプレーは大切ですが、野球は走者より早くボールが到達しないとアウトにはならないのでスピードと意欲を削いでしまっては本末転倒です。

私は、「チャレンジしてのミス」>「形を気にした遅いプレー」
この優先順位で選手を見ています。


逆に怒る場面。それは「怠慢ミス」

一方で、私が厳しく注意するのはこんな場面です。

例えば――

「送球が逸れるかもしれないのに、バックアップに行かなかった」
「捕球はできるだろうと、カバーを怠った」
「エラーに関与しないと思って気を抜いていた」

これは、チャレンジミスではなく、怠慢ミスです。

予測できたプレーや、チームのために動ける場面で「動かなかった」ことには、はっきりと伝えます。


ミスをどう捉えるかが、選手の未来を変える

プレー中に起きるミスは、ほとんどが「その瞬間の判断」の中で起きています。

だからこそ、その判断の質を上げる指導
そしてミスから学ぶ土壌づくりが重要だと感じています。

ミスを責めすぎれば、選手は「失敗しないこと」に意識が向き、
挑戦しなくなり、動かなくなり、声も出なくなります。

それは野球においても、成長においても、とてももったいない。


「失敗は悪」ではなく、「怠慢が悪」

私は、挑戦の中でのエラーは、未来へのステップだと思っています。

逆に、「やれるのにやらなかった」「考えられるのに考えなかった」
そんな行動には、時に厳しい言葉をかけることもあります。

プレーはチームで作るもの。
ミスを補い合い、声を掛け合い、次に繋げられるような空気感を、指導を通して伝えていけたらと思います。


最後に

野球でも、人生でも。
“プレーしなければミスもしない”けど、それって一番もったいない。

挑戦を恐れず、成長を楽しめる選手が1人でも増えるように。

これからも、そんな背中を押せる指導をしていきたいと思っています。

私は千葉県千葉市花見川区幕張町の神岡バット製作所室内練習場様(千葉県千葉市花見川区幕張町5丁目404−5)ブルペンで指導をさせていただいています。

ピッチング・送球・イップス指導

料金プラン

個人レッスン(千葉県千葉市の神岡バット製作所室内練習場利用プラン)
千葉県千葉市花見川区幕張町5丁目404−5

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神岡バット製作所プランは当日予約も可能な場合があります。
急遽の指導依頼の場合はこちらから👈

時 間金 額
1時間(例:フォーム改善orイップス改善)15,000円(税込)
2時間(フォーム改善+変化球指導+α)25,000円(税込)
2人で2時間(兄弟or友達)
※1人ずつ1時間ずつの個別指導
25,000円(税込)
※指導料+施設利用料+交通費込
※施設の営業時間が21時までのため最終受付時間は1時間の場合は20時開始、2時間の場合は19時開始になります。
※18.44㍍の選手はスパイク利用可能。
※キャンセルは3日前までにお願いします(2日前より施設のキャンセル料が発生いたします。)
※2日前から前日までのキャンセルは施設料をご請求させていただきます。
※当日のキャンセルは全額ご請求させていただきます。
※駐車場あり(台数に限りがあるので先着順。停められない場合は近隣のコインパーキングにお願いします。)

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このような方が利用しています

  • これから野球を始めたい初心者🔰(小学生から大人まで)
  • チームやスクールで練習しても上達しない
  • 球速が上がらない
  • 情報がありすぎて困っている
  • 自分に合ったフォームを見つけたい(肩や肘が痛くなる)
  • 抑えられなくて困ってる
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  • 近くに相談できる人がいない
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  • 子供をサポートするために学びたい
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出張投球指導では投球だけではなく送球改善イップス改善の指導も承っております。

野球において投げることは大切な要素を持っています。

送球の距離や強さによってアウトが増えるか減るかの世界。

簡単なようで難しい繊細な部分。

投球・送球アドバイザーとして投げることが苦手な選手達に丁寧に投げることの大切さを伝えています。

経験者だけではなく初心者の方も大歓迎です。(小学生・中学生・高校生・大学生・社会人・草野球)

小学生のピッチング指導において注意していること!はこちらにまとめてみました👈

指導時に撮影した動画や写真は全て指導後に共有いたします。

お客様が指導中に動画撮影をすることももちろん可能です。

ユピテルのスピードガンもありますので球速を測ってみたい選手も是非。
※スピードガンを使用したい場合は準備がありますので予約時にお伝えください。

ビフォーアフター

軟式から硬式転向の独立リーガー👉
信濃グランセローズ池田尚祈投手150㌔達成
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指導への想(個別練習の最適化)

長所をしっかり伸ばす

きっかけを与えて可能性を広げる

少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。

今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。

そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。

野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。

個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。

〇〇メソッドという評価がない技術指導によって進んでいくのは危険だと感じているので、必ず選手と話をしたり動きをみてその選手に最適な練習方法や投げ方を処方するようにしています。

体格・骨格・筋力・これまでに獲得してきた技術によって必ず練習方法や投げ方は変わります。

しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。

専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。

例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。

だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」 「投げ方がわからない選手に伝えたい」

下手くそだからできない!

センスがないからできない!

努力が足りないからできない!

で終わらせてはいけないと考えています。

私は現役時代に伸びた時に感じたことは「コツや方法がただわからなかっただけ」でした。

個々の選手が「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」

そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。

そんな選手を増やすことが「夢」です。

アドバイザーに頼るメリット(特に短い学生選手)

①自分では気付きにくい課題動作を見つけて個別に処方してもらえる

②必要な練習方法動作改善に向けた最適なドリルを教えてもらえる

私はSNS等でドリルを投稿していますが100%の情報までは書けておりません。

同じような動きで練習をやっていたとしても【形をマネするだけ】【意味を理解して取り組む】のでは全く違います。

指導時にはやるべき理由や意識するポイントをしっかり伝えています。

③疑問や悩んでいるところを相談できる(一人一人の特性に合わせて投球を設計していく)

いろいろな年代の選手をサポートさせていただく中で上達が早い選手には特徴がありました。

結果が出ない選手や中々上達しない選手の大半が「難しく考えすぎている」ことが多いです。

私はなるべく「シンプル」な方法を伝えるようにしています。

高校生や大学生の場合は短い学生生活の中で効果を最大化させるためには「個別練習の最適化」がとても大切です。

そしてウェブデザイナーの特徴を生かして「動画や画像を使って伝わるように伝える!」ことを意識しています。

投球・送球アドバイザー飯塚大樹(36歳)

  • 1988/07/27 福島県いわき市出身
  • 磐城リトルリーグ
    (小学5年生から野球を始める)
  • 平第一中学校軟式野球部
    (最後の大会は市大会一回戦負け)
  • 文星芸術大学附属高校
    (1年秋からベンチ入りするが公式戦登板は1イニング。88回甲子園大会に出場し背番号11でベンチ入りするがブルペン完投。MAX129キロ。1個下に元横浜ベイスターズ-日ハム-広島カープの佐藤祥万)
  • 中央学院大学
    (部員180人の中1年春から1軍入りするもピッチャー返しで骨折。復帰後は肘痛により登板無し。MAXは139キロ。同期に元ヤクルト-日ハム-ソフトバンクでWBC日本代表の秋吉亮)
  • 南関東日野自動車千葉支社(旧千葉日野自動車)
    30歳でヘッドハンティングされ入社。1年目の東日本大会準決勝9回無失点で優勝に貢献。秋の全国大会では準々決勝無失点、決勝を完封日本一+MVP受賞。この大会で自己最速141キロを記録。32歳で145キロまで成長)
  • タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)
    (引退後栃木県のクラブチームにて天皇賜杯出場を目指し投げ続けています。)
  • 2022年6月よりELEVEN DESIGNを開業し9月より投球アドバイザーとして野球指導を本格的に開始。軟式野球日本代表・SWBC JAPANライパチ監督より依頼を受けて投手コーチ経験。パーソナル中心ながら指導人数も150人を超えた。2024年9月には初の海外チームからのご依頼。

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    主な経歴

    【福島県 磐城リトルリーグ】

    【福島県 平第一中学校 軟式野球】

    【栃木県 文星芸術大学附属高校】

    🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)

    【千葉県 中央学院大学】

    🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)

    【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】

    🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)

    【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】

    🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)

    2022年6月〜  【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業

    🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店

    そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!

    SNSが炎上…軟式日本一投手。実際どんな球投げるのか見てみました。

    【88年会】元プロ選手&元日本一投手が率いる強豪チームとの対決!同級生が語るベーチャンとは【プロ草野球】

    田中将大からHR。草野球場に…元西武・林崎。

    先発で2イニング

    トクサンTVで10人ニキさんと対戦!

    クーニンズ全く打てず…軟式日本一&MVP男が神投球!最終回に奇跡のホームラン

    見たらわかる凄い投球です|桑田パイレーツ中軸を三者連続三振

    長くなりましたがこんな人間です。

    今後ともよろしくお願いします。

    最後まで読んでいただきありがとうございます。

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