こんにちは。
投球・送球アドバイザーの飯塚大樹です。
夏の高校野球、地方大会から甲子園まで。
選手たちの姿に心を打たれる季節になると、SNSやニュース、そして現場でたびたび耳にする言葉があります。
それが、
「県外の選手ばかりの私立は応援できない」
「どうせ強豪私立でしょ」
「またあの常連校か」
という言葉。
今日は、そんな言葉の裏にある「誤解」と、私自身の実体験をもとに「甲子園にかける想いはみんな同じである」ということを、伝えたいと思います。
■「県外ばっかりの私立は応援しない」——本当にそうでしょうか?
私立高校に進学し、野球を続ける選手たちは、決して「当たり前のように」強くなっているわけではありません。
彼らは親元を離れ、慣れない寮生活の中で、炊事・洗濯も自分でこなし、厳しい上下関係や規律の中、野球漬けの毎日を送っています。
「寮で暮らしているんでしょ?仲間と一緒で楽しそう」なんて言われることもありますが、息抜きの時間も自由な空間もほとんどないのが現実です。
それでも彼らは、甲子園という夢の舞台、更にその先を目指して、覚悟を決めてその環境に身を置いているのです。
そんな選手たちに対して、
「地元じゃないから応援しない」
「県外選手ばかりの私立はズルい」
というような言葉が投げかけられるのは、正直、とても悲しくなります。
野球にかける想い、努力の量、犠牲にしているものの大きさは、公立でも私立でも、地元でも県外でも変わりません。
私立に行ったからといって「楽して強くなった」わけではない。
その裏には数えきれない覚悟と、親への感謝、そして涙があります。
■「甲子園常連校だから」という認識にも違和感がある
「また〇〇高校か」
「強豪だから勝って当たり前」
「常連校は応援する気になれない」
——そういう声もよく耳にします。
でも、ちょっと待ってください。
今年、甲子園に出場する選手たちのほとんどは、これが“初めての甲子園”です。
下級生からレギュラーやベンチ入りをする選手はごくわずか。
ほとんどの選手が自分たちの代で出てきます。
「〇年ぶり〇回目」といった表記も、事実としては正しくても、今その場所に立っている選手たちにとっては、数字ではなく“人生で一度きりの瞬間”です。
そして、たとえ伝統ある強豪校であっても、3年間毎日地獄のような練習を積み重ね、仲間とぶつかり合いながら、自分と戦いながら、ここまで来た選手ばかりです。
私立か公立か、初出場か常連校か、そんな「ラベル」で見るのではなく、
“今年の選手たち”の努力と想いを見てほしい。
そこには、学校のネームバリューとは無関係な、かけがえのない青春と覚悟があります。
■私が県外の高校へ進学した理由
私が県外の高校へ進学したのは、「わざわざ遠くに行きたかったから」ではありません。
結果的に“県外だった”という方が正確です。
きっかけは、小学6年生の夏。
野球が大好きだった祖父と2人で、甲子園観戦旅行に行ったことがありました。
そのとき、スタンドで観た1校(宇都宮学園)のプレーに心を奪われました。
一年生守護神の泉正義さん(元ヤクルトスワローズ)、当時3年生の片岡保之さん(西武ライオンズ〜巨人)がとてもかっこよく見えました。
「いつか自分も、あのユニフォームを着て甲子園のマウンドに立ちたい」
小学生ながらに、そんな強い憧れを抱いたのを覚えています。


そして中学生になり、進路を考えていた時、その学校から一番最初に声をかけていただきました。
地元・福島県内の高校よりも先に。
それだけでもご縁を感じましたし、当時、自宅から通える範囲に甲子園出場を目指せそうな高校はなかったという事情もありました。
実際、福島県内の強豪校——たとえば聖光学院、日大東北、学法石川などに進学する場合も、いずれにしても寮生活が必要になります。
であれば、小学生の頃に祖父と一緒に甲子園で観た、あの学校に進みたい。
そして、自分の存在を誰よりも早く見つけてくれたその学校で恩返しがしたい。
そう思って、県外の高校への進学を決めたのです。

そして私は福島県いわき市から、栃木県宇都宮市の高校に進学しました。
高校野球を続けるため、親元を離れる決断をしましたが、それは私だけでなく、家族にとっても大きな覚悟でした。
一人っ子だった私は、入寮の日、母が泣いているのを見て「絶対にここで頑張ろう」と心に誓いました。
そしてその瞬間初めて親元を離れるという事がどういう事かを知りました。
当時私が所属していた高校は、栃木県内で夏の甲子園最多出場回数を誇る名門校でした。
ですが、私が1年生・2年生のときは甲子園に出場できず、2年生の夏には初戦で敗退。
「常連校だから勝てて当たり前」なんてことは、現実にはありません。
福島県から何しに宇都宮に来たんだろうと考えた日もありました。
3年生の夏、最後のチャンス。地獄のような練習を乗り越えて、やっと甲子園出場を決めた時、
甲子園で1勝をして校歌を歌いながら涙があふれたのを、今でも鮮明に覚えています。

■すべての高校球児へ、そして応援する皆さまへ
私は今、ピッチング・スローイング指導を通じて、たくさんの高校生たちと関わっています。
上手いか下手かは関係ありません。本気で上手くなりたい、そう願う選手には全力でサポートしています。
正直、軽い気持ちで来る選手もいますが、本気の選手には、とことん向き合います。
甲子園を目指す全ての球児が、同じように努力し、同じように夢を抱いています。
どうか、ラベルや所属で判断するのではなく、その選手の「中身」と「想い」に目を向けてください。
公立も私立も、地元も県外も、関係ない。
みんな、同じ高校球児です。
【まとめ】
応援は「学校」ではなく「選手の想い」に向けてほしい
私立高校の選手たちも、厳しい環境の中で覚悟をもって戦っている
常連校や強豪校でも、選手にとっては「初めての甲子園」
親元を離れることは、本人にも家族にも大きな決断
私は千葉県千葉市花見川区幕張町の神岡バット製作所室内練習場様(千葉県千葉市花見川区幕張町5丁目404−5)ブルペンで指導をさせていただいています。
料金プラン
個人レッスン(千葉県千葉市の神岡バット製作所室内練習場利用プラン)
千葉県千葉市花見川区幕張町5丁目404−5
神岡バット製作所プランは当日予約も可能な場合があります。
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以下の期間は投球指導のご予約を承ることができません。
■ 指導不可期間:2025年8月10日(日)~15日(金)
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、上記期間の前後でご予約可能な日時は以下の通りです:
- 8月16日(土)以降:通常通りご予約可能です
ご希望の方はお早めにお問い合わせくださいませ。
時 間 | 金 額 |
---|---|
1時間(例:フォーム改善orイップス改善) | 15,000円(税込) |
2時間(フォーム改善+変化球指導+α) | 25,000円(税込) |
2人で2時間(兄弟or友達) ※1人ずつ1時間ずつの個別指導 | 25,000円(税込) |
※施設の営業時間が21時までのため最終受付時間は1時間の場合は20時開始、2時間の場合は19時開始になります。
※18.44㍍の選手はスパイク利用可能。
※キャンセルは3日前までにお願いします(2日前より施設のキャンセル料が発生いたします。)
※2日前から前日までのキャンセルは施設料をご請求させていただきます。
※当日のキャンセルは全額ご請求させていただきます。
※駐車場あり(台数に限りがあるので先着順。停められない場合は近隣のコインパーキングにお願いします。)
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出張投球指導では投球だけではなく送球改善やイップス改善の指導も承っております。
野球において投げることは大切な要素を持っています。
送球の距離や強さによってアウトが増えるか減るかの世界。
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ユピテルのスピードガンもありますので球速を測ってみたい選手も是非。
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ビフォーアフター

少年時代から厳しい言葉を浴びせられ、解決方法もわからず野球が嫌いになり辞めていった人を何人も見ています。
今思うと野球チームの指導者は、どうしても全体を見る中で個人(投手)を見なければならないので、選手個人の課題や悩みはそれぞれです。
そして全体を見なければならないので個々にあった練習メニューは難しく全員同じメニューになりがちです。
野球の現場においては全員同じ練習を行い、その中でたまたま練習方法やコツをや感覚を掴むのが上手な選手が伸びていくことが多かったと思います。
個別の対応がなかなかできないので、私みたいに伸びていかない選手、挫折した選手、素質があっても上のステージに進めなかった選手も多かったと思います。
〇〇メソッドという評価がない技術指導によって進んでいくのは危険だと感じているので、必ず選手と話をしたり動きをみてその選手に最適な練習方法や投げ方を処方するようにしています。
体格・骨格・筋力・これまでに獲得してきた技術によって必ず練習方法や投げ方は変わります。
しかし現場では外部の指導者に依頼をすることに抵抗をもつ指導者が多いのも事実です。
専門的に学んでいる人、専門的な知識を持っている人が増えてきて、個別に指導することが非常に有効になってきました。
例えば、勉強に置きかえると苦手な科目には家庭教師つけたり、塾や予備校に通ったりするのと全く同じ話で、投手(ピッチャー)の個人指導も必要だと考えられます。
だからこそ私は1人でも多く「できない選手をできるようにする」 「投げ方がわからない選手に伝えたい」

下手くそだからできない!
センスがないからできない!
努力が足りないからできない!
で終わらせてはいけないと考えています。
私は現役時代に伸びた時に感じたことは「コツや方法がただわからなかっただけ」でした。
個々の選手が「できるようになることでチーム力が上がり勝利に前進する!」
そして成功体験を経験して楽しく野球をしてほしい。
そんな選手を増やすことが「夢」です。
①自分では気付きにくい課題や動作を見つけて個別に処方してもらえる

②必要な練習方法や動作改善に向けた最適なドリルを教えてもらえる
私はSNS等でドリルを投稿していますが100%の情報までは書けておりません。
同じような動きで練習をやっていたとしても【形をマネするだけ】と【意味を理解して取り組む】のでは全く違います。
指導時にはやるべき理由や意識するポイントをしっかり伝えています。

③疑問や悩んでいるところを相談できる(一人一人の特性に合わせて投球を設計していく)

いろいろな年代の選手をサポートさせていただく中で上達が早い選手には特徴がありました。
結果が出ない選手や中々上達しない選手の大半が「難しく考えすぎている」ことが多いです。
私はなるべく「シンプル」な方法を伝えるようにしています。
高校生や大学生の場合は短い学生生活の中で効果を最大化させるためには「個別練習の最適化」がとても大切です。
そしてウェブデザイナーの特徴を生かして「動画や画像を使って伝わるように伝える!」ことを意識しています。

投球・送球アドバイザー飯塚大樹(36歳)
- 1988/07/27 福島県いわき市出身
- 磐城リトルリーグ
(小学5年生から野球を始める) - 平第一中学校軟式野球部
(最後の大会は市大会一回戦負け) - 文星芸術大学附属高校
(1年秋からベンチ入りするが公式戦登板は1イニング。88回甲子園大会に出場し背番号11でベンチ入りするがブルペン完投。MAX129キロ。1個下に元横浜ベイスターズ-日ハム-広島カープの佐藤祥万) - 中央学院大学
(部員180人の中1年春から1軍入りするもピッチャー返しで骨折。復帰後は肘痛により登板無し。MAXは139キロ。同期に元ヤクルト-日ハム-ソフトバンクでWBC日本代表の秋吉亮) - 南関東日野自動車千葉支社(旧千葉日野自動車)
(30歳でヘッドハンティングされ入社。1年目の東日本大会準決勝9回無失点で優勝に貢献。秋の全国大会では準々決勝無失点、決勝を完封し日本一+MVP受賞。この大会で自己最速141キロを記録。32歳で145キロまで成長) - タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)
(引退後栃木県のクラブチームにて天皇賜杯出場を目指し投げ続けています。) - 2022年6月よりELEVEN DESIGNを開業し9月より投球アドバイザーとして野球指導を本格的に開始。軟式野球日本代表・SWBC JAPANライパチ監督より依頼を受けて投手コーチ経験。パーソナル中心ながら指導人数も150人を超えた。2024年9月には初の海外チームからのご依頼。
【使わないと損】お得な割引クーポン


主な経歴

【福島県 磐城リトルリーグ】
【福島県 平第一中学校 軟式野球】

【栃木県 文星芸術大学附属高校】
🔸県大会優勝2回、関東大会出場 (1回)、甲子園出場(1回) 🔸チームメイトに佐藤祥万(高校日本代表→横浜DeNAベイスターズ→北海道日本ハムファイターズ→広島東洋カープ)

【千葉県 中央学院大学】
🔸全日本大学野球選手権大会(3回)ベンチ外 🔸チームメイトに秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ→北海道日本ハムファイターズ→福井ネクサスエレファンツ→福岡ソフトバンクホークス→千葉スカイセイラーズ)

【南関東日野自動車千葉支社(旧 千葉日野自動車)軟式野球部 〜2021】
🔸高松宮賜杯2部出場(日本一+MVP)、高松宮賜杯1部出場 、東日本大会2部出場(日本一)

【現在】 【栃木県 タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)〜】
🔸東日本大会1部出場 、関東クラブ人軟式野球大会(準優勝)

2022年6月〜 【千葉市中央区にてELEVEN DESIGN開業】
🔸投球指導(出張投球指導、オンライン投球指導、千葉市野球スクール)、WEBデザイナー(ワンコインホームページ制作)、防錆塗料代理店
そんな私ですが大人気野球YouTuberのトクサンTVに1度、クーニンTVに2度出演しています。一応貼っておきますので興味があれば是非!!!
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長くなりましたがこんな人間です。
今後ともよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。