こんにちは。
投球・送球アドバイザーの 飯塚大樹 です。
今回は、
柔道整復師/野球専門メディカルトレーナーの 大野稔先生 とのコラボ動画から、
「肘を上げろ」という指導は本当に正しいのか?
という、野球界で長年“当たり前”とされてきたテーマについて、
医学的視点 × 投球動作の実践視点から深掘りしていきます。
少年野球から社会人・草野球まで、
本当に多くの現場で聞くこの言葉。
しかし実はその意識こそが、
肩の故障・パフォーマンス低下の原因になっている可能性があるのです。
なぜ「肘を上げろ」という意識が危険なのか?
テイクバック時に
「もっと肘を高く!」
「肘が下がってるぞ!」
こう言われた経験、ほとんどの選手があると思います。
ですが大野先生によると、
“肘を上げようと意識すること自体”が、肩にとっては非常に危険だと言います。
肩関節がロックされる
無理に肘を持ち上げようとすると、
- 肩が内側に入り込む
- 上腕骨と肩峰がぶつかる
- 肩の中で「詰まる」状態になる
これがいわゆる インピンジメント(肩の衝突) の正体です。
可動域が狭くなり、結果パフォーマンスも落ちる
肩がロックされると何が起きるか?
- 腕がスムーズに回らない
- 上半身の連動が切れる
- 力みが生まれ、球速が出ない
- コントロールも不安定になる
つまり、
肘を上げようとすればするほど
「怪我しやすく」「球も遅くなる」
という、完全に逆効果な状態になります。
本当に大切なのは「肘の高さ」ではなく「肩甲骨」
ここが今回の一番重要なポイントです。
大野先生が強調していたのは、
肘の位置ではなく、肩甲骨の動き。
ポイント:肩甲骨を「背骨側」に寄せる
テイクバックからリリースに移る瞬間、
肩甲骨が
背骨に向かってギュッと寄る動き が入ることで、
- 肩関節が安定する
- 腕が自然に上がる
- 無理なくパワーが伝わる
結果として、
肘を“上げようとしなくても”
勝手に理想の位置に来る
という状態が作られます。
「ゼロポジション」でリリースできているか?
最終的に一番大切なのは、
テイクバックの形そのものではありません。
重要なのは、
ボールを離す瞬間の形
です。
ゼロポジションとは?
リリース時に、
- ボール
- 肘
- 肩
この3点が 一直線に並ぶ状態。
これがいわゆる
ゼロポジション(Zero Position)。
ここを通れていれば、
テイクバックで
多少肘が低く見えても
まったく問題ありません。
多くの指導現場がハマっている“形の罠”
現場でよくあるのがこれです。
- 肘の高さを「見た目」で修正
- フォームを型にはめる
- 結果、選手の身体特性を無視
これ、実はかなり危険です。
人によって、
- 肩の形
- 関節の向き
- 柔軟性
- 骨格構造
すべて違います。
にもかかわらず、
「この形が正解」
と一つの型に当てはめるのは、
医学的にも、運動学的にもナンセンスです。
正しいテイクバックを身につける3つのチェックポイント
まとめると、見るべきポイントはこの3つ。
①「肘を上げる」意識を一度捨てる
→ まずはこれ。ほぼ全員ここから。
② 肩甲骨が背骨側に寄っているか?
→ 肘ではなく「背中」を見る。
③ リリース時にゼロポジションを通っているか?
→ ゴールは“形”ではなく“結果”。
飯塚 × 大野 コラボチーム指導について
今回の内容は、
私・飯塚大樹が
- 投球動作(技術・感覚)
- 現場指導(少年野球〜社会人)
を担当し、
大野先生が
- 医学的視点
- 身体構造・怪我予防
- リハビリ・再発防止
を担当する形で行っている
コラボチーム指導の一部です。
このチーム指導でできること
- フォーム改善
- 球速アップ
- コントロール改善
- 肩・肘痛の根本改善
- イップス・投げ方の再構築
を、
「感覚だけ」でもなく
「理論だけ」でもなく
“身体構造 × 投球技術”の両面からアプローチ
します。
最後に:肩が窮屈そうな選手を見たら
もし、
- 肩が詰まっている
- 腕が重そう
- 投げ終わりに違和感がある
そんな選手を見たら、
ぜひ一度、
「肘の高さ」ではなく
「肩甲骨の動き」
に注目してみてください。
それだけで、
怪我のリスクも、投球の質も、
驚くほど変わります。

投球・送球アドバイザー飯塚大樹(37歳)
- 1988/07/27 福島県いわき市出身
- 磐城リトルリーグ
(小学5年生から野球を始める) - 平第一中学校軟式野球部
(最後の大会は市大会一回戦負け) - 文星芸術大学附属高校
(1年秋からベンチ入りするが公式戦登板は1イニング。88回甲子園大会に出場し背番号11でベンチ入りするがブルペン完投。MAX129キロ。1個下に元横浜ベイスターズ-日ハム-広島カープの佐藤祥万) - 中央学院大学
(部員180人の中1年春から1軍入りするもピッチャー返しで骨折。復帰後は肘痛により登板無し。MAXは139キロ。同期に元ヤクルト-日ハム-ソフトバンクでWBC日本代表の秋吉亮) - 南関東日野自動車千葉支社(旧千葉日野自動車)
(30歳でヘッドハンティングされ入社。1年目の東日本大会準決勝9回無失点で優勝に貢献。秋の全国大会では準々決勝無失点、決勝を完封し日本一+MVP受賞。この大会で自己最速141キロを記録。32歳で145キロまで成長) - タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)
(引退後栃木県のクラブチームにて天皇賜杯出場を目指し投げ続けています。) - 2022年6月よりELEVEN DESIGNを開業し9月より投球アドバイザーとして野球指導を本格的に開始。軟式野球日本代表・SWBC JAPANライパチ監督より依頼を受けて投手コーチ経験。その他にも千葉市野球スクールやトラバースアカデミーコーチも経験。パーソナル中心ながら指導人数も600人を超えた。2024年9月には初の海外チームからのご依頼。
- 2025年1月に家業であるホームページ制作会社(株式会社エムアイエフ)代表取締役に就任。

野球専門メディカルトレーナー大野稔
- 1994/06/15 千葉県千葉市出身
- 松ヶ丘ドルフィンズ(現:花輪ユナイト)
兄の影響で小学1年生から野球を始める。小学5年の冬に「野球肘」を発症し、約1年間ノースローでリハビリに専念。この経験が、“身体を整えることの大切さ”を深く意識するきっかけとなる。 - 千葉市立松ヶ丘中学校軟式野球部
自チームではもちろん、千葉ロッテマリーンズJr.(千葉市選抜)でも主将を務め、チームをまとめるリーダーシップを発揮。 - 千葉県立検見川高校
高1冬に「腰椎分離症」を発症。さらに長年の肘痛や精神的不安から重度の「イップス」を抱え、思うように投げられない日々を過ごす。常にコルセットを着けながら練習・授業に参加する中で、野球人生のどん底を経験。それでも、公立校ながら90名以上の部員を束ねる“主将”を務め、困難の中でも仲間をまとめる力を培う。 - 帝京平成大学・柔道整復学科
度重なる怪我やイップスの経験から、“自分と同じように苦しむ選手を救いたい”という想いで柔道整復師の道を志す。 - 同大学付属接骨院に入社
一般患者様の施術に携わる傍ら、学生の臨床実習も担当。基礎から応用まで幅広く臨床経験を積み、治療家としての技術と知識を深める。 - 接骨院立ち上げ経験
3年間の修行を経て、ご縁のあった会社の立ち上げメンバーとして接骨院開院に携わる。院長として約2年間勤務し、スタッフ育成・店舗管理・地域連携など現場の“運営力”を身につける。 - 2022年3月より、千葉県四街道市で「コンディショニングサロン ーleadー」を開業。2023年6月には地元・千葉市中央区松ヶ丘へ移転リニューアル。
“0(ゼロ)から身体を見直す整体サロン”をコンセプトに、一般のお客様の身体ケアに加え、NPB選手、プロキックボクサー、ボディコンテスト出場者など、Jr.〜プロ選手まで幅広くサポート。
また、治療家やトレーナー・セラピスト向けの個別セミナーも開催し、同業者の方々も多数来店。さらに県内の高校野球部や中学硬式クラブチームでトレーナーとして出張指導を行い、“怪我をしない身体の土台づくり”の重要性を広く伝えている。
料金プラン
チーム出張指導(半日:3時間)
身体の使い方 × 投球改善指導【飯塚大樹+大野稔先生(野球専門メディカルトレーナー)】
【指導者・経営者必見】野球が上手くなるウォーミングアップとは?投球改善×怪我予防の出張指導プログラム
| 場所 | 金 額 |
|---|---|
| 千葉県、東京都、神奈川県、茨城県、栃木県、埼玉県 | 110,000円(交通費込) |
| 上記以外 | 140,000円〜(プラス交通費) |
※チームの練習に一緒に半日参加させていただく出張プランとなります。
※千葉市内からの出張となります。
※遠方の場合は交通費+宿泊費をお見積りさせていただきます。
※キャンセルは前日までお願いします。
※悪天候時以外の当日のキャンセルは全額ご請求させていただきます。
例-選手20名の場合一人あたり5,500円。選手30名の場合一人あたり3,666円



