【野球の肩痛対策】「肘を上げろ」は逆効果?インピンジメント症候群の本当の原因とは

こんにちは。
投球・送球アドバイザーの 飯塚大樹 です。

今回は、
千葉県で活動されている
柔道整復師/野球専門メディカルトレーナー 大野稔先生 とのコラボ動画をもとに、

野球で多発する「肩の痛み」の正体
インピンジメント症候群の本当の原因

について、医学的視点からわかりやすく解説します。

特にテーマはこれです。

「肘を上げろ」という指導、本当に正しいのか?


インピンジメント症候群とは?

インピンジメント症候群とは、
肩関節の中で筋肉や腱が骨に挟み込まれ、炎症や痛みが出る状態です。

野球では特に、

  • 投手
  • 捕手
  • 外野手

など、投球動作が多い選手に非常に多く見られます。


なぜ「肘を上げろ」が肩を壊すのか?

ここが今回一番大事なポイントです。

肩関節の構造

肩関節は、

  • 肩甲骨
  • 上腕骨(腕の骨)

この2つが組み合わさってできています。

その隙間を通るのが、

  • ローテーターカフ(インナーマッスル)
  • 腱板

と呼ばれる、非常に重要な筋肉群です。


衝突(インピンジメント)の発生メカニズム

「肘を高く上げよう」と意識すると、

多くの選手は無意識に
腕を内側にひねった状態(内旋)で持ち上げます。

すると肩関節の中で、

骨 × 筋肉 × 腱
が物理的にぶつかり合い、

→ 筋肉が挟み込まれる
→ 炎症が起きる
→ 痛みが出る

これがインピンジメント症候群の正体です。


トップが浅くなる問題

肘の高さばかりを意識すると、

  • 肩が詰まる
  • 腕が後ろに引けない
  • トップが浅くなる

という状態になります。

トップが浅い=
投球動作の“準備ができていない状態”で投げ始めるということ。


肘への連鎖的ダメージ

トップが浅いと何が起きるか。

本来使うべき、

  • 肩の回旋
  • 胸郭の回転
  • 体幹のエネルギー

が使えず、

最終的に、

「腕だけ」で無理やり投げる

状態になります。

すると、

  • 肩が壊れる
  • 肘にも負担が集中する
  • 球速が出ない
  • コントロールも不安定

という最悪の連鎖に入ります。


痛みを防ぐ正しい投球フォームのポイント

ではどうすればいいのか。

答えはシンプルです。

肘を上げるのではなく
「正しいトップ」を作る


① 深いトップを作る

肘の高さではなく、

  • 腕がしっかり後ろに引けているか
  • 肩が詰まっていないか
  • 背中側に余裕があるか

これが重要です。


② 胸を張る動きと連動させる

トップが深く作れると、

自然と

  • 胸が開く
  • 肩甲骨が動く
  • 肩関節にスペースができる

この状態で投げると、

インピンジメントは
構造的に起こりにくくなります。


多くの選手が勘違いしていること

現場で本当に多いのがこれです。

「肘が下がってるから肩が痛い」
「肘をもっと上げれば治る」

実際は逆で、

肩が痛いから
肘を無理に上げている

ケースの方が圧倒的に多いです。


飯塚 × 大野 コラボ指導の強み

今回の内容は、

  • 飯塚大樹:投球動作・フォーム・感覚
  • 大野稔先生:医療・解剖学・怪我予防

この2つを組み合わせた
「医療×投球」ハイブリッド指導の一部です。


コラボ指導でできること

  • 肩・肘痛の根本改善
  • インピンジメント再発防止
  • フォーム再構築
  • 球速・コントロール改善
  • イップス対応

を、

「感覚論」ではなく
「身体構造ベース」で行います。


まとめ:無理な「肘上げ」は今日で卒業

肩を痛める選手の多くは、

  • 構造を無視して
  • 見た目のフォームを真似して
  • 無理に肘を上げています

大切なのは、

肘の高さではなく
肩関節に“スペース”があるかどうか

これだけです。

もし今、

  • 肩が痛い
  • 違和感がある
  • 球速が落ちた
  • コントロールが悪い

そんな選手は、

一度「肘を上げる」という意識を捨てて、
トップの深さと肩甲骨の動きを見直してみてください。

投球・送球アドバイザー飯塚大樹(37歳)

  • 1988/07/27 福島県いわき市出身
  • 磐城リトルリーグ
    (小学5年生から野球を始める)
  • 平第一中学校軟式野球部
    (最後の大会は市大会一回戦負け)
  • 文星芸術大学附属高校
    (1年秋からベンチ入りするが公式戦登板は1イニング。88回甲子園大会に出場し背番号11でベンチ入りするがブルペン完投。MAX129キロ。1個下に元横浜ベイスターズ-日ハム-広島カープの佐藤祥万)
  • 中央学院大学
    (部員180人の中1年春から1軍入りするもピッチャー返しで骨折。復帰後は肘痛により登板無し。MAXは139キロ。同期に元ヤクルト-日ハム-ソフトバンクでWBC日本代表の秋吉亮)
  • 南関東日野自動車千葉支社(旧千葉日野自動車)
    30歳でヘッドハンティングされ入社。1年目の東日本大会準決勝9回無失点で優勝に貢献。秋の全国大会では準々決勝無失点、決勝を完封日本一+MVP受賞。この大会で自己最速141キロを記録。32歳で145キロまで成長)
  • タイセイビッグキャビン(旧ヤマショウルースター)
    (引退後栃木県のクラブチームにて天皇賜杯出場を目指し投げ続けています。)
  • 2022年6月よりELEVEN DESIGNを開業し9月より投球アドバイザーとして野球指導を本格的に開始。軟式野球日本代表・SWBC JAPANライパチ監督より依頼を受けて投手コーチ経験。その他にも千葉市野球スクールやトラバースアカデミーコーチも経験。パーソナル中心ながら指導人数も600人を超えた。2024年9月には初の海外チームからのご依頼。
  • 2025年1月に家業であるホームページ制作会社(株式会社エムアイエフ)代表取締役に就任。

自己紹介はこちら

野球専門メディカルトレーナー大野稔

  • 1994/06/15 千葉県千葉市出身
  • 松ヶ丘ドルフィンズ(現:花輪ユナイト)
    兄の影響で小学1年生から野球を始める。小学5年の冬に「野球肘」を発症し、約1年間ノースローでリハビリに専念。この経験が、“身体を整えることの大切さ”を深く意識するきっかけとなる。
  • 千葉市立松ヶ丘中学校軟式野球部
    自チームではもちろん、千葉ロッテマリーンズJr.(千葉市選抜)でも主将を務め、チームをまとめるリーダーシップを発揮。
  • 千葉県立検見川高校
    高1冬に「腰椎分離症」を発症。さらに長年の肘痛や精神的不安から重度の「イップス」を抱え、思うように投げられない日々を過ごす。常にコルセットを着けながら練習・授業に参加する中で、野球人生のどん底を経験。それでも、公立校ながら90名以上の部員を束ねる“主将”を務め、困難の中でも仲間をまとめる力を培う。
  • 帝京平成大学・柔道整復学科
    度重なる怪我やイップスの経験から、“自分と同じように苦しむ選手を救いたい”という想いで柔道整復師の道を志す。
  • 同大学付属接骨院に入社
    一般患者様の施術に携わる傍ら、学生の臨床実習も担当。基礎から応用まで幅広く臨床経験を積み、治療家としての技術と知識を深める。
  • 接骨院立ち上げ経験
    3年間の修行を経て、ご縁のあった会社の立ち上げメンバーとして接骨院開院に携わる。院長として約2年間勤務し、スタッフ育成・店舗管理・地域連携など現場の“運営力”を身につける。
  • 2022年3月より、千葉県四街道市で「コンディショニングサロン ーleadー」を開業。2023年6月には地元・千葉市中央区松ヶ丘へ移転リニューアル。
    0(ゼロ)から身体を見直す整体サロン”をコンセプトに、一般のお客様の身体ケアに加え、NPB選手、プロキックボクサー、ボディコンテスト出場者など、Jr.〜プロ選手まで幅広くサポート。
    また、治療家やトレーナー・セラピスト向けの個別セミナーも開催し、同業者の方々も多数来店。さらに県内の高校野球部や中学硬式クラブチームでトレーナーとして出張指導を行い、“怪我をしない身体の土台づくり”の重要性を広く伝えている。

料金プラン

チーム出張指導(半日:3時間)

身体の使い方 × 投球改善指導【飯塚大樹+大野稔先生(野球専門メディカルトレーナー)】

【指導者・経営者必見】野球が上手くなるウォーミングアップとは?投球改善×怪我予防の出張指導プログラム

場所金 額
千葉県、東京都、神奈川県、茨城県、栃木県、埼玉県110,000円(交通費込)
上記以外140,000円〜(プラス交通費)

※チームの練習に一緒に半日参加させていただく出張プランとなります。
※千葉市内からの出張となります。
※遠方の場合は交通費+宿泊費をお見積りさせていただきます。
※キャンセルは前日までお願いします。
※悪天候時以外の当日のキャンセルは全額ご請求させていただきます。

例-選手20名の場合一人あたり5,500円。選手30名の場合一人あたり3,666円

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